YouTubeからLINEへ誘導するやり方|概要欄の書き方と登録が増える5つの手順

YouTubeから公式LINEへ誘導するやり方を、企業の担当者向けに手順でまとめました。

概要欄にLINEのURLを貼っても登録が増えない。
プレゼントを用意しても反応がない。
そう感じているとしたら、原因は「どこに貼るか」ではなく「設計の順番」にあるかもしれません。

この記事でわかることは次の6つです。

  • YouTubeからLINEへ誘導するまでの5つの手順
  • 概要欄の書き方と、動画内で案内するときの例文
  • 動画内で案内するタイミングと回数
  • 登録が増えるプレゼントの選び方(資料 or 診断)
  • 登録後にアンケートで悩みと温度感を把握する設計
  • どの動画から登録が来ているかを計測する方法

「どこにURLを貼るか」だけでなく「登録後に何が起きるか」まで設計して、初めてLINEが集客の資産になります。
法人向けにYouTube運用支援を行ってきた知見をもとに、実務でそのまま使える形で解説します。

これからチャンネルを立ち上げる段階のあなたは、先に企業YouTubeチャンネルの始め方で全体の設計を確認しておくと、この記事の内容が使いやすくなります。

目次

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中島康太の写真

中島 康太

BANZAI PARTNERS

代表取締役

小学5年生から囲碁を始め、論理的思考を磨く。 トヨタ自動車では技能五輪の代表選手として電子機器組み立て職種に出場し、銅メダルを獲得。 回路設計・組み立て・プログラミングと複数の工程を経て1つのものが完成するプロセスが、 戦略・制作・導線設計を統合してはじめて成果が出るYouTubeマーケティングと本質的に同じ構造だと気づいたことが原点。 元エンジニアとしてデータ分析・自動化・仕組み化を強みとし、 約5年間にわたり企業のYouTubeチャンネルを集客・採用目的で支援。 自身でもなかしーの電子工作部を開設し、登録者数3.9万人を達成。

YouTubeからLINEへ誘導するやり方|5つの手順

最初に、全体の流れを手順で確認します。
細かい設計は、あとの章で順番に説明します。

手順やることこの記事の章
1公式LINEの友だち追加URLとQRコードを用意するこの章
2登録の動機になるプレゼントを決める登録率を上げるプレゼントの選び方
3動画の中で、テロップと口頭で案内するYouTubeからLINEへ誘導する5つの方法/タイミングと回数
4概要欄・固定コメント・終了画面に同じ案内を置くYouTubeからLINEへ誘導する5つの方法
5動画ごとに登録数を計測して、案内を直すどの動画からLINE登録されているか計測する方法

手順1:友だち追加URLとQRコードを用意する

YouTubeに貼るのは、公式LINEの「友だち追加URL」です。
LINE公式アカウントの管理画面(LINE Official Account Manager)で、「ホーム」>「友だち追加ガイド」を開き、「URLを作成」からURLをコピーします。

同じ画面の「友だち追加QRコードを作成」から、QRコードもダウンロードできます。
QRコードは、動画内のテロップに使います。

LステップやUTAGEなどのLINEツールを使っている場合は、ツール側で発行した登録用のURLを使ってください。
どの動画から登録されたかを、あとから分けて見られるようになります。

手順2〜5で決めること

手順2〜5は、次の4つを決める作業です。

  • 何を渡すか(プレゼント)
  • 動画のどこで、何と言って案内するか
  • 概要欄と固定コメントに何と書くか
  • 登録数をどう数えるか

この順番で、以下の章を読み進めてください。

YouTubeからLINEへ誘導する5つの方法

YouTubeからLINEへ誘導する方法は、大きく分けて5つあります。
それぞれ役割が違うため、組み合わせて使うことで登録につながりやすくなります。

① 動画内のテロップ・口頭案内(最も効果が高い)

公式LINEへの誘導で最も効果があるのは、動画の中で直接伝えることです。

編集時にテロップとしてQRコードやURLを表示しながら、演者が口頭で案内するのが基本になります。

口頭案内の例を挙げます。

「今日お話しした内容をチェックリストにまとめました。概要欄の公式LINEから無料で受け取れます。」

ポイントは3つです。

  • 何がもらえるかを先に言う
  • どこから登録できるか(概要欄)を言う
  • 無料であることを言う

案内のセリフは、撮影の前に台本へ書き込んでおくと抜けにくくなります。
台本の組み立て方はYouTube台本の作り方で解説しています。

後述する他の4つの方法は、すべてこの「動画内案内」を補完する位置づけです。
逆にいうと、動画内で案内せずに概要欄やコメントだけに頼っても、登録数は伸びにくいです。

支援先でも、動画内で案内を入れてから登録が増えた例があります。

② 概要欄にURLを設置する

YouTubeの概要欄に公式LINEのURLを記載するのは、多くのチャンネルがやっていることです。
ただ、支援の現場で感じるのは「概要欄を開いて読む視聴者はほとんどいない」という現実です。

動画を再生している最中に、わざわざ概要欄を展開して、URLを探して、タップする。
このステップを自発的に踏む人は、よほど動機が高い視聴者に限られます。

概要欄への掲載はあくまでも補助的な手段と捉え、動画の中で直接案内することを基本にしてください。

そのうえで、概要欄は次のように書くと登録につながりやすくなります。

  • URLは概要欄の1〜2行目に置く(「もっと見る」を押さなくても見える位置)
  • URLの前に、もらえるものを1行で書く
  • 動画内で言った言葉と同じ言い方にそろえる

概要欄の例です。

▼動画で紹介したチェックリストはこちら(無料)
https://(公式LINEの友だち追加URL)

▼目次
0:00 はじめに
…

ショート動画は、概要欄やコメントのURLがタップできない仕様です。
LINEへの誘導は、ロング動画を軸に考えるのがおすすめです。
くわしくはロング動画とショート動画の違いをご覧ください。

③ 終了画面(エンドカード)で誘導する

終了画面は、動画の最後の5〜20秒に表示できる案内です。

別の動画へ誘導するために使うことが多いですが、動画を最後まで見た視聴者に、もう一度LINEへの登録を促す場所としても使えます。

終了画面に外部サイトへのリンクを置けるのは、YouTubeパートナープログラムに参加しているチャンネルです。
条件を満たしていない場合は、終了画面の時間帯に口頭とテロップで「概要欄のLINEから受け取れます」ともう一度伝える形にしてください。

④ 固定コメント(ピン留め)に置く

固定コメントは、コメント欄の最上部に表示できるため、コメントを確認した視聴者の目に触れやすいです。
「動画で紹介した〇〇は、こちらのLINEから受け取れます」という一文とURLを置いておくだけで、動線として機能します。

⑤ QRコードを動画内に表示する

PCやテレビで視聴している層に対しては、QRコードを動画内に表示する方法も有効です。
スマホで読み取れば、URLをタップする手間なくLINEに移れます。

ただしスマホで見ている視聴者は、画面のQRコードを読み取れません。
YouTubeアナリティクスで視聴デバイスの内訳を確認したうえで、使い分けてください。

YouTubeからLINEへ誘導する時のタイミングと頻度

案内するタイミングは動画の中盤から後半

案内するタイミングは、動画の中盤から後半が適しています。
冒頭で案内しても、まだ視聴者はコンテンツへの信頼を持っていません。

動画を見て「この人の話は参考になる」と感じたタイミングで案内するからこそ、登録する動機が生まれます。

冒頭に入れる場合は5〜8秒の短い予告にとどめ、本編の流れを切らない設計にしてください。
冒頭の宣伝が長くなると、視聴者が離れやすくなります。

1動画あたり2〜3回までに抑える

LINE登録の案内は、1動画あたり2〜3回までに抑えるのが目安です。
回数が多すぎると、動画そのものの満足度が下がりやすくなります。

配置の例は、動画の冒頭(短い予告)・中盤(価値提供の直後)・終盤(終了画面と連動)の3点です。

動画ごとに案内を変える

すべての動画に同じ案内を入れる必要はありません。

検索で流入する「悩みがはっきりしている視聴者」向けの動画と、おすすめ経由で流入する「まだ興味段階の視聴者」向けの動画では、案内するプレゼントや文言が変わります。

視聴者の温度感に合わせて案内を設計することが、登録率を高めるうえで大切な観点です。

登録率を上げるプレゼントの選び方

視聴者がLINEに登録する動機は「プレゼントが欲しいから」です。
そのため、プレゼントの内容が登録率に直結します。

プレゼントとして機能しやすいのは、次の2種類です。

種類向いている相手応えるニーズ
お役立ち資料(ホワイトペーパー)すでにYouTubeに取り組んでいる「改善層」今やっていることが合っているか確認したい
診断コンテンツまだ取り組んでいない「未着手層」自分のビジネスにYouTubeが合うか確認したい

お役立ち資料(ホワイトペーパー)

動画で解説した内容をまとめたPDFや、チェックリスト形式の資料です。
「動画で話した内容を手元に置いておきたい」という視聴者の動機に応えます。

特にBtoB領域では、資料という形式が信頼感につながります。
BtoBで資料から問い合わせへつなぐ流れは、BtoBでホワイトペーパーにつなぐ導線で解説しています。

すでにYouTubeに取り組んでいる「改善層」向けに有効です。
「今やっていることが正しいか確認したい」というニーズに対して、チェックリストや事例集がよく合います。

診断コンテンツ

「あなたのYouTubeチャンネルは今どの段階か?」のような、自分の状態を確認できるコンテンツです。

視聴者が自分ごととして捉えやすく、回答を通じてセグメント情報も自然に取得できます。
後述のアンケート設計と組み合わせると相性が良いです。

まだYouTubeに取り組んでいない「未着手層」に向いています。
「自分のビジネスにYouTubeは合っているか」を確認したいニーズに応えられるからです。

あなたの会社のターゲットがどちらの層に近いかを見たうえで、プレゼントの内容を決めてください。
どちらか一方に絞る必要はなく、動画の内容や集客の段階に応じて使い分けることも有効です。

YouTubeを運用しているのに成果が出ていない場合は、チャンネルのどこに問題があるかを10分で特定できる診断シートを無料で配布しています。
診断シートをダウンロードする(無料)

LINE登録後が本番|アンケートで悩みと温度感を把握する設計

プレゼントだけ渡すと何も分からない

支援の現場で多く見かけるのが「プレゼントを渡して終わり」の設計です。

登録した瞬間に資料が届き、その後は週1回の一斉配信が届くだけ。
このパターンでは、登録者が何に悩んでいて、どれくらいサービスに興味があるのかが分かりません。

分からないまま配信すると、関心の薄い人にも購入を促すメッセージが届きます。
結果としてブロック率が上がり、配信の効果が落ちていきます。

プレゼントは「情報を受け取る入口」として機能させるのがおすすめです。
プレゼントを渡す前にアンケートに回答してもらうことで、その人の状態を把握してから配信を設計できます。

アンケートは3〜4問のカルーセル形式が答えやすい

アンケートは、LINEのカルーセル機能を使うと回答してもらいやすくなります。
選択肢をタップするだけで完結するため、外部サイトへの移動も文字入力も不要です。

質問数は3〜4問に絞ってください。
多すぎると途中で離脱されます。
「プレゼントを受け取るためのアンケート」という位置づけにすることで、自然に回答を集められます。

当社が支援しているアカウントでは、登録者の9割以上が最後まで回答しています。

設計したい3つの質問

質問の例を示します。

知りたいこと質問の例選択肢の例
悩みの内容YouTubeで一番困っていることは何ですか?再生回数が伸びない/問い合わせにつながらない/動画制作に時間がかかる
購入への温度感現在YouTube運用のサポートを検討していますか?すでに検討中/半年以内に検討したい/情報収集中
現状YouTubeチャンネルの運用状況を教えてください未開設/開設済み・月1本以下/開設済み・定期投稿中

このデータが取得できれば、次のステップであるセグメント別の配信設計ができるようになります。

アンケート結果をセグメントに変換してステップ配信に活かす

セグメント別に届ける情報が変わる

アンケートで回答を取得したら、その内容に応じてセグメントを分けます。

たとえば「購入への温度感」の回答で分けると、届ける情報は次のように変わります。

回答届ける情報
すでに検討中サービスの詳細・料金・事例など、検討の決め手になる情報
情報収集中悩みを整理できる解説。少しずつ信頼を積み上げる

この順番を間違えると逆効果になります。
情報収集中の人に最初から料金案内を送ると、温度感のずれで離脱されます。

一方で、ずっと解説だけを送り続けると、検討中の人に相談や購入の機会を作れません。

セグメントごとに配信の内容・タイミング・頻度を変えることが、公式LINEを集客の仕組みとして機能させる中心になります。

ステップ配信をアンケートデータから設計する手順

ステップ配信とは、登録後の日数やアクションに応じて、自動的にメッセージを届ける仕組みです。
アンケートのデータがあることで、セグメント別のステップ配信が設計できます。

設計の手順はシンプルです。

  1. アンケートの回答パターンごとにゴールを決める(無料相談の予約・資料のダウンロード・購入など)
  2. ゴールに至るまでのステップを逆算する
  3. 配信して、反応を見ながら直す

たとえば無料相談の予約をしてもらうには、その前にサービスの概要を理解してもらう必要があります。
概要を理解してもらうには、まず「悩みが解決できそうだ」というイメージを持ってもらう必要があります。
このように逆算してステップを組みます。

最初から完璧なステップ配信を作る必要はありません。
アンケートデータがある状態でスタートできていれば、配信後の反応を見ながら改善できます。

どの動画からLINE登録されているか計測する方法

UTMパラメーターを動画ごとに設定する

YouTubeから公式LINEへの誘導が設計できたら、次は「どの動画から登録が来ているか」を把握する仕組みが必要です。
この計測をしていないと、どの動画が集客に貢献しているかが分からず、改善の打ち手が見えてきません。

計測に使うのがUTMパラメーターです。
LINEへの誘導URLの末尾に、次のように付けます。

?utm_source=youtube&utm_medium=video&utm_campaign=動画ID

utm_campaignに動画のIDを入れることで、「どの動画から来た人が登録したか」を確認できます。
動画IDは、YouTubeのURLの末尾(?v=XXXXXXXXXXの部分)を使うと管理しやすいです。

LINEの登録数を、YouTube運用全体の数字の中でどう位置づけるかは、YouTube運用のKPIの決め方で解説しています。

LINEツール別の計測方法(UTAGE・Lステップ・Lメッセージ)

LステップなどのLINEツールを使っている場合は、ツールの管理画面でUTMパラメーターごとの登録数を確認できます。

ツール計測のしかた
Lステップ・Lメッセージ・UTAGE友だち追加のリンクにUTMパラメーターを付けると、登録経路ごとにデータを確認できる。登録から成約までの推移も追える

計測ができていない状態では、何本動画を投稿しても「どれが効いているか」が分かりません。
誘導の設計と並行して、計測の仕組みも整えることをおすすめします。

よくある質問

概要欄にLINEのURLを貼るだけでは登録されませんか?

登録されないわけではありませんが、概要欄だけに頼ると登録は増えにくいです。
動画の中で「何がもらえるか」「どこから登録できるか」を口頭とテロップで伝えたうえで、概要欄の1〜2行目にURLを置く形がおすすめです。

ショート動画からLINEへ誘導できますか?

ショート動画は、概要欄とコメントのURLがタップできない仕様です。
ショートからは関連するロング動画へ案内し、ロング動画の中でLINEを案内する流れが現実的です。

登録者数が少ないチャンネルでも、LINEへの誘導は始めたほうがいいですか?

始めて問題ありません。
視聴回数が少ない段階でも、動画ごとの登録数を計測しておくと、どのテーマの動画が登録につながるかが早く分かります。

まとめ|YouTubeからLINEへ誘導する設計の優先順位

YouTubeから公式LINEへの誘導を機能させるには、次の順番で設計するのがおすすめです。

  1. 友だち追加URLとQRコードを用意する
  2. 登録の動機になるプレゼント(お役立ち資料・診断コンテンツ)を用意する
  3. 動画の中で、口頭とテロップでLINEへの登録を案内する(概要欄・終了画面・固定コメントは補助)
  4. プレゼントを渡す前にアンケートを置き、悩みの内容と温度感を把握する
  5. アンケート結果をもとにセグメントを分け、ステップ配信を組む
  6. UTMパラメーターで動画ごとの登録数を計測し、改善を続ける

概要欄にURLを貼るだけ、プレゼントを渡すだけという状態では、LINEは「連絡先を置いておく場所」にしかなりません。
登録後に「この人に向けた情報を届けられている」という状態にして初めて、集客の仕組みとして動き始めます。

YouTubeの動画が積み上がるほど、この仕組みが効いてきます。
まず手をつけるとしたら「アンケートの設計」からです。
すぐに始められて、効果測定もしやすく、配信改善の基準になります。

LINEへの誘導を、YouTubeの活用全体の中でどう位置づけるかは、YouTubeマーケティングの戦略設計で解説しています。

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